昨年知り合った方に
「人間万事塞翁が馬ですよ。」って言われた。
聞いたことがあるような、ないような。
漢字を調べてようやく気づく。
意味はわからなかったけどね^ ^
旅をしていると、今までの積み重ねだなぁと気づくことが多い。
わかりやすいポジティブな面で言うと、精神面ではタフさが大きい。
どうにかなる。
そう思うだけで語学力がなくても、道が分からなくても多少はどうにかなる。
今までの失敗した経験が強くさせてくれたのだと思う。
他ではどうか。
昔の失敗を生かして次につなげることが多い。
普段の仕事やプライベートのことだと引きずりやすいことも、旅の途中だからか、そのあとにいいことがあったりして、すぐに忘れちゃったり。
うまくできてるなーと思う。
少し話がずれてしまったけれど、ことわざのエピソードで言えば思い出すのはタイへの旅行を計画したときだ。
当時、三度もタイへの旅を計画した。
一度目、二度目と計画はなくなり、三度目の計画はタイの大洪水で1週間前にキャンセルした。
それからタイには行ってないし、行こうすら思わなくなった。なんとも言い難い気持ちではあるが、そのおかげで行き先を変えた北海道の旅はすばらしく、まさに「人間万事塞翁が馬」だった。
あれから立て続けに行き、お気に入りの場所になったのだから尚更だ。
人との出会いもそうだ。
どれだけ自分が大切にしていた人でも、傷つけてしまったり。うまくいかなかったり。
逆も然りでそんな風になるなんて思ってなかったのに、自分が思うように関係が築けなかったり。
そうやっていろんなことがあって積み重ねながら、
私たちはいいことも悪いこともくりかえしながら生きている。
このことわざのように、
人生の幸不幸や吉凶は変転するものであり、人間の予想や思惑どおりにはならないのだろう。
私たちが予想することは、私達が普段想像できることだけだ。
でも人生やもっと大きな規模で言えば、
この地球で生きている限り、何が起こるかなんてわからないね。
この言葉を聞いてから
何度も何度も自分に言い聞かせてしまって。
有頂天になりすぎたなら、戒めとして。
悲しいことがあったなら幸運の前触れとして。
この言葉をこれからもおまじないにしようと思った。
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