一昨日、クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展に行ってきました。
昨年からやっている展示でずっと行きたかったのですが、
調べず先延ばしにしていました。
いざ、やはり行きたいなあ…と思って夫に話したところ、
行ってきたら?と返事が。
他にも、今年オープンした行きたいお店もあったので、それと一緒に一泊二日で東京に行くことにしました。
ざっくりと日にちを決めて展覧会のチケットを買おうとすると、
『お申込み可能なチケットはありません』の文字が。
ん???
一瞬現状をつかめず混乱しました。
なぜなら、展覧会はまだ一か月ほどする予定でしたので、なぜチケットが売られていないのか理解できなかったのです。
調べてみると、あまりにも人気があり事前の予約チケットは完売。
当日券は並ぶと買えるものの、早い日だと美術館の開館前に完売するのだとか。
せっかくいざ東京に行くと決めたのに、
旅のメインのチケットが取れる保証がないというのは正直どうしようと思いました。
けれどよく見ると、美術館のホームページには、一度買った方がリセールする可能性があるので、その場合チケットを買える可能性があると。
それなら、やるしかない!!!と、そこから一ヵ月ほど、まずは新幹線とホテルの予約をし、日にちを決めてからチケットの販売ページとの格闘を続けました。
実際…
本当に格闘という言葉がぴったりなほど、かなり辛抱強く続けました。
時間があれば、パソコンでもケータイでも販売ページを見て、チケットがリセールされていないか確認。
毎晩、ごはんを食べたあとはリロードを繰り返し粘りました。
いよいよ前日になり、このころには夢にまで出てくるようになってしまい、自分の執着に情けなくなったものの、見続けました。
すると、旅に出る前日の21:30頃、やっと購入ページまでたどり着きました。
クレジット決済が完了し、チケットの詳細が書かれたメールを受け取ると実感がわいて、情けないことに泣いてしまいました笑。
夫もずっと協力してくれていて、なかなか希望の日程でリセールされなかったり、されてクリックしても購入ページまでたどり着かないことを繰り返していたので、二人で大喜びでした。
今回の件で、続けること、信じること、最後まであきらめないことは本当に大事だなあと感じました。
ちょっとしつこかったり、例にするには微妙かもと思ったものの、見終わったあと受けた刺激が今までの中でも格別だったので、そう思わずにはいられませんでした。
実際当日は始発で出発だったので、本当は早く寝たかったですし、あきらめて当日券にかけることもできたと思います。でも慣れない土地で朝から並ぶことに不安もありましたし、何より旅の途中ほかのことが手につかなくなるのは嫌でした。
実際の展示は想像以上に美しく、感動しました。
アートな世界観はとても魅力的で、お洋服を仕立てること、デザインすること、表現することなどいろいろな視点から展示を楽しむことができました。
私はもともと美術館が大好きでこれまでにもたくさんのアートから刺激をもらっていますが、今回の件はチケット云々ではなく、すごく大きな何かをもらった気がします。
何かトライしているものがあるとき、たった一日やめたたけで、三日坊主になっただけであきらめてしまうのではなく、やり続けること。
そうすれば、時間がかかっても自分の手元にやってくることはあるんじゃないか…
今回の一連の流れはあらためてそう思わせてくれました。
展覧会は残りあと二日。
残念なことに転売で不正にチケットが出回っているようです。
本当に行きたい方が見ることができることを心から願っています。
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