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執筆者の写真Ayako

時間

昔からどこでもドアがあったらなんて

何度も思ったけれど

実際は移動の時間も大好きでそれも含めて旅だと思ってる。




国境という見えない線を越えるだけで景色が変わることや

都会から田舎に向かっていく道中や

風が強かったり天気が悪かったりして乗りものが揺れる感覚。




一番前の席に乗るか、右側の席に座るか左側の席に座るか。

たったそれだけで見えるものはまったく変わってくる。

どこでもドアでぱっと超えるだけでは体験できないことだから、

どこでも行けることは嬉しいけれど

なんでも省略すれば、時短すればいいのではないことを人は知っているから

そんな風に思うのかもしれないね。






もしもタイムスリップできるなら

過去に行きたい。

自分が生きている時代じゃなくて、もっともっと昔の教科書に載っているようなそんな時代。

教科書はたくさんのことを教えてくれるけれど

その時流れていた空気やにおい、音は教えてくれない。

有名人や書物に残る名前のできごとは教えてくれるけれど

民間のことはわかりにくい。

もっともっと細かなことが知りたい。そんな風に思うから。




もしも未来が見えたとしても知りたくない。

計画も本当はしたくない。

もしかしたら自分が想像しないようなタイミングで嬉しいことが起こるかもしれないから。

人生は悲しいことと嬉しいことが半分ずつなんていう。

ホントにそうかなんて死ぬ瞬間までわからないけれど

それでも生きててよかったって最後は笑いたい。







人によって優先順位は違うし、自分自身も明確には決められないけど、

私は時間をとても大切にしている。

時間だけは地球全体に平等に流れているけれど

国によっても地域によっても感覚がだいぶ変わってくる。




個人で言えば年々変わる人もいる。

24時間生きているのは毎日同じはずなのに、早く感じる日もあれば、短く感じる日もある。悲しくてつらくて、しんどかった日はこんな時間持つんじゃなかったと嘆くけれど、嬉しかったことが多かった日はもっとたくさんこの時間が続けばいいと願う。








どれだけ時間が自分にとって大切なのか人にうまく説明できないけれど

人は無意識に時間の大切さをわかっているから、人生がうまくいうよう計画したり約束したりするんじゃないか。そしてできるだけ、嫌なことよりも好きなことに時間を使いたいと、大好きな人達と過ごしたいと誰もが願うのもそんな思いからかもしれない。




もっと今の時間を愛したいし、大切にしたい。

今の延長線が未来である限り。





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