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執筆者の写真Ayako

おいしさと心地よさと

入った瞬間、場の雰囲気になごまされる。

そんなお店がたまにある。




北海道の川湯にある『もりのホール』。

ガイドさんが教えてくれた、この周辺ではとても人気のお店だ。






3月。

まだまだ寒いこの時期にスノーシューとカヌーのツアーへ参加した。

そのときのガイドさんは、この数年でも印象に残る方で、とても優しく、愛おしそうに奥さんの話をよくしていた。そんなガイドさんにぴったりと重なる、温かい雰囲気を持ったお店で、帰ってからも幾度となく思い出した。




今まで道東へ来て好きになったご飯屋さん!?と言えば『くりーむ童話』というアイスクリーム屋さんくらいだ。道の駅などにも出店しており、ふと見かけることも多いこのお店のジェラートは何度食べても絶品である。





とは言え、それはあくまでデザートなので、ランチやディナーをするお店でお気に入りのお店は一度も見つかっていなかった。




周辺で採れた新鮮な食材を使ったヘルシーなメニュー。

色とりどりの野菜たちは目から見ても健康的な気持ちになる。

見るだけで幸せな気持ちになるのに、口に入れた瞬間のあの安心感はなんだろう。

お店の人達やその場の空気、出てきたごはんからもとっても心地のいい波動が出ている気がして、なんだかすっと力が抜けていったのだ。







そんなお店で今回は長居した。

たまたまイベントが催されている日で店内は大変賑わっている。

違うお店の人も集う中、このお店らしさは失うことなく、さらに優しい雰囲気が加速していた。





おいしさと心地よさを作るものは、ここにあるすべてのものなんだろう。

そんな心地のいい雰囲気に会いに、わたしはまた訪れるだろう。



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