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イメージから香りを作るには?ブレンドの解説①

執筆者の写真: AyakoAyako

前回の記事の続きになります。

よかったら下記を読んでからご覧くださいね^^



前回4パターンの香りを作ったので具体的に解説していこうと思います!

まずはパターンの①からです。



①精油三種類を使ったブレンドその1

一番わかりやすい構造と思ったので、例として作った香りになります。


レモン 5滴

スイートマージョラム 3滴

フランキンセンス 2滴

合計10滴



目安の滴数を決めておくと、ほかのブレンドをする際もわかりやすく、選ぶ精油を変えた場合も違いがわかりやすいです^^

ですので、まずは合計10滴から作ってみましょう!



では解説していきます!♡

まず基本的なことになりますが、

精油はトップノート、ミドルノート、ベースノートと三段階

もしくはトップノート、トップ・ミドルノート、ミドルノート、ミドル・ベースノート、ベースノートの五段階に分けることができます。

簡単に説明すると、このような感じです。



・トップノート(T):ブレンドする際の割合の目安は20~50%ほど

→揮発の速い、弱めの香り。匂いを嗅いだ際、一番はじめの印象となる香り。

例:スイートオレンジ、レモンなどのかんきつ系


・トップ・ミドルノート(TM):ブレンドする際の割合の目安は10~30%ほど

→トップノートの次に揮発が速い香り。比較的香りも弱め。

三段階で分ける場合、トップノートやミドルノートに分類されることもある。

例:ペパーミント、ローズマリー、ブラックスプルース、ホーウッドなど


・ミドルノート(M):ブレンドする際の割合の目安は10~30%ほど

→トップ・ミドルノートの次に揮発が速い香り。強めの香りで、ブレンドすると中心になる香りでもある。ぱっと嗅いだときは柔らかく感じても案外強く香るので、入れる量に注意が必要。

例:スイートマージョラム、ローレルなど


・ミドル・ベースノート(MB):ブレンドする際の割合の目安は10~20%ほど

→揮発は遅め。かなり強めの香りで、少し重たさもある。

三段階で分ける場合、ミドルかベースノートに分類される。

ブレンドすると香りの中心になったり、最後まで残るような香りにあたる。

例:ローズ、ネロリ、フランキンセンスなど


・ベースノート(B):ブレンドする際の割合の目安は5~20%ほど

→揮発が遅く、重たい香り。単体で嗅ぐと、すぐには鼻まで上がってこない香りもある。

ブレンドした香りがすぐに消えないよう安定させる役目もあり、最後まで残る香り。



三段階と五段階の両方を書いたのは、メーカーや講座によって考え方が違うので、私もはじめて勉強した際は何が正しいのかわからなかったんです。



ですが両方のパターンがあるとわかっていると、ネットで調べた際やお店での会話で困らないと思うので、把握しておくといろいろな面でスムーズだと思います。



では、ここから香りを選ぶときのポイントをお伝えしますね。

香りを選ぶときは、

トップ、ミドル、ベース。

この三種類が入っているとバランスのよい香りが作れます。

決して、必ず三種類のノートが入っていないと作れないというわけではないですが、まずこのバランスで作れるようになると、重ための香りを作りたいときや軽めの香りを作りたいときでも応用ができるので、まずは意識してみるといいと思います^^



今回はパターン1ですので、一番ベーシックな方法になります。

私が挙げた言葉から選んだ香りは以下の7種類ですが、この中でトップ、ミドル、ベースの香りを選ぶと下記の太字の香りになります。

三種類の場合は必然的にトップ、ミドル、ベースの三種類になりますね^^


レモン→トップ

ペパーミント

ユーカリラディアータ

ブラックスプルース

ホーウッド

スイートマージョラム→ミドル

フランキンセンス→ベース(MBの香りですので、今回はベース(B)として選びました。)



次にブレンドの割合の目安を参考に滴数を決めます。

ここからは好みもありますが、今回の私の気持ちはすっきりめでした。

ですので、レモンはブレンドの割合として多めに使用、スイートマージョラムは香り自体も濃く、入れすぎると深みが増す香りですが、今回は他の香りとのバランスを考え滴数を決めました。

ベースとなるフランキンセンスはブレンドしても癖がなく、ほかの香りを邪魔しないので、しっかりと加えました。



・レモン→目安の割合:全体の20~50%ほどで考える→今回はすっきりめが良いので全体の半分ほどにしました。→5滴


・スイートマージョラム→目安の割合:10~30%ほどで考える→トップとベースの香りとのバランスを考え、3割いれました→3滴


・フランキンセンス→目安の割合:5~20%ほど→癖のない、ブレンドしても調和する香りなので、しっかりと2割入れました。→2滴



実際に嗅いでみると、深さのある嗅ぎやすい香りで、今このブログを嗅いでいる夕方から夜にかけての香りだなあと感じました。



今回、イメージした香りにぴったりでしたが、その中でも夕方から夜にかけての香りだなあと感じたのはこれもまた一つの発見になります。

こうして自分の中のパターンを見つけたり、この組み合わせだと自分はこんな風に感じるんだな♡ということをメモしておくと、今後の自分のイメージ力とブレンドする力にもつながっていくので、ぜひ作ったあとも感じたことをメモしてくださいね♡



では次回はパターン②の香りの解説をしていこうと思います!

ではまた^^



◇ワークショップ開催中!!◇

毎月開催しているワークショップでは、イメージしたものをどういう風に作っていくのかお伝えしています。


もしご興味のある方がいらっしゃったら、下記のリンクからご覧くださいね♡















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