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執筆者の写真Ayako

夢と現実

ひとしきり洗い流したら

晴れやかな気持ちになった。




温泉から見上げた空は美しく

他の人もいるはずなのに不思議と一人のような感覚になった。

夜空を見上げると宇宙にいるような感覚になるのはなぜだろう。





翌日の天気を予想させるその美しい空に

色んな期待を込めてしまうのは

空と心が繋がっているからだろうか。




人は理想と現実のはざまで埋められないものが多いほどに

もやもやするのだという。




今の自分をそのまま見ることができたら

そんなギャップに悩まされないのに

夢や理想に執着してしまうのはなぜだろう。




夢を持たなければ夢は実現しないし

現実を見なければ今の自分からその夢までの距離を推し量ることはできない。




けれど現実を受け止めてしまえばその距離がはっきりして、その明確さに人はひるんで落ち込んでしまうのかもしれない。






夢までの距離がどんなに遠く感じても、

それでもブレない強さがほしい。


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