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執筆者の写真Ayako

何が自分にとっての幸せか

もし明日世界が終わるとわかっていたなら、あなたはどうしますか?




よくこんなタイトルで本が発売されたり、何かの折に質問されるけれど、正直この問いは好きではない。




なぜって、そんな言葉を簡単に口にするのが好きではないからだ。






けれど、最近33歳になり、自分の体調が変わる中で私だったらどう思うだろうと今までとは違った目線で考えるようになった。




そんな中ふと、湧いた答えは

「日常で温かい感情を持ちたい」だった。




よくよく考えると昔は「今からブラジルに向かう」とか人が聞けば突拍子のなさそうな、けれど意外と毎日考えている頭の中にあるアイデアをそのまま口にしていた気がする。




実際、フットワークは軽く、タフで元気であるのが私の信念でもあり、

「どこか好きな場所へ行けるのなら私はいつでも行きます。」

と本当にそう思っている。

きっと旅好きの人はこの気持ちに同意してくれるだろう。




もちろん、好きな人がいればその人に会いに行きたい、友達や家族と過ごしたい。

そんな気持ちも心の中にはあったけれど、どこか遠い夢物語だったと思う。




じゃあ実際、その日常を温かい気持ちで過ごしたいというのはどういうことなのか。






普段から会いたい人には会いに行きたいし

旅だってできるなら行きたいところには全て行きたい。

したいことには挑戦してみて、気づきがあればこうして何かに綴っておきたい。

好きな本もまだまだたくさん読みたいし、友達とおしゃべりだって楽しみたい。

お家の中では心地よくいたいし、晴れた日も雨の日も家の中からその景色を楽しみたい。




急な状態になり、慌てふためくのではなく、ただいつもの日常の延長線上を過ごしたいと思ったのだ。




ということは、今この瞬間温かな気持ちでいたいのだと思った。






仕事が嫌な日だってあるし

毎日ハッピーだなんて嘘になってしまうけれど、

どこかそんな気持ちでありたいという気持ちをずっともち続けていれば、

自分の目に映る世界は変わっていくんじゃないか。




嫌なことに対する目線を変えるのは難しく感じるし、たまにわざとらしく感じるときもある。それに、わざわざ変えなくても、変わる時は自然に変わる気もする。

自分自身をもっと受容できるようになれば、そんなことすら考えないのかもしれない。




けれど多分、どこか自分でも自覚しているところでそんな風になりたいと願い、このままでは嫌だともがく自分がいるんだ。




それが世間一般的にとか、友達から見てとか、単純ないい悪いではなく、

どうしても自分が変えたいのなら、自分の今を受け入れて、一つずつやっていくしかない。




自分とは一生の付き合いなのだから。




何が自分にとっての幸せなのかはその時々で変わるかもしれない。

けれど、今まで出してきたどんな答えより、今の自分の答えが一番好きだと思った。




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