本はずっと友達だった。
本を開けば普段自分が考えていることも心で思っていることも全部書いていた。
考えていることはいくらでも話せたけれど、
心の中で思っていることは理解されない気がしてなかなか人には言えなかった。
それでもいつも本はそばにいて、誰にもうまく説明できないことを
そっと書いてくれていた。
今思うのは、それをうまく言えなくても誰かに話してみてもよかったのかな。
それを受け入れるか、共感するかは相手が決めることだけれど。
世の中には素敵な本がたくさんあって、
素敵な人もたくさんいるね。
共感しあえたり本心を言えると本も人もどんどんそういうものでうまっていくんだな。
本が与えてくれたたくさんの感情は自分にも昔からあったんだね。今度はそれを何かでお返ししていきたい。
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