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執筆者の写真Ayako

ハンドトリートメントの魔法

アロマテラピーを習いはじめて数年が経ち、ふとハンドトリートメントを学びたいと思ったことがありました。



ちょうどお正月に祖母たちに会うタイミングだったので、

二人の祖母にハンドトリートメントができたら…と思ったんです。



私はもともと肌が弱く、なかなか顔のマッサージはできなかったのですが、体については問題なくできるので、自分でも興味がありました。

何より服を脱いだり、お化粧を落としたりしなくても出来るのがハンドケアの魅力です。

とても気軽にできるのは、香りの魅力を知ってもらう意味でも、とてもいいことだなあと思っていました。



もともと私は、もっと祖母たちに出来ることがあったらいいのに…とずっと思っていたのですが、アロマテラピーを習い始めてからは、その気持ちが強くなる一方でした。



ですが、普段香りというもの自体になじみがない祖母たちに

香りを見せて、いい匂いだよー!と、突然進めるのも違和感を感じていたので、香りが嫌でなかったら、よかったら使ってね、とバームをプレゼントするくらいでした。



ですが、ハンドトリートメントなら、おばあちゃんたちも安心して興味を持ってもらえるんじゃないかと思ったんです。



実際に施術すると、一人目の祖母は今までに見たことがないような表情で香りを楽しんでくれました。

ハンドトリートメント自体も喜んでくれたのですが、私がびっくりしたのは嗅覚の鋭さです。



当時、5種類の香りを持っていき、選んでもらったのですが、はっきりと嗅ぎ分けた祖母はこの香りがいい、と確信をもって答えていました。



一般的に年齢を重ねると衰えてくると言われますが、まったくそんな感じがなく、選んだ香りも明確で、今でもその瞬間は鮮明に印象に残っています。



もう一人の祖母は、親戚の中に化粧品の販売をしている方がいる関係で、ハンドトリートメントは慣れていました。



なので、どんな反応をするのか想像できなかったのですが、ハンドトリートメント自体よりも、その時間に会話を楽しむことがうれしかったようです。



実はこのお話はアロマテラピーの勉強をする中でもよく聞くことです。

香り、トリートメント、タッチケアの要素など魅力はたくさんありますが、お客様自体が求めているのは、実は対話だったりします。



トリートメント自体もよかったけど、話せてすっきり!楽しかった!

なんて、そんなお声はよくあるそうです。



祖母に実際にしてみると、そのことが本当によくわかりました。



あまり書いたことはなかったのですが、私がアロマテラピーを軸に仕事をしたい、とはっきりと感じたのはこのことがきっかけです。



このときはすでに会社員をやめ、アロマを仕事にする!と決めていた時期でしたが、どんな方向でするのかは決めかねていました。



アロマテラピーを手段にして、占いをしたり、自己啓発をしたり、ファッションに近い感覚で香りを楽しんだり。

一言でアロマと言っても、ものすごく範囲は広いです。



そんな中で感じた祖母たちとの一連の流れは、アロマテラピーをしっかりと軸に置くことを私に確信させてくれました。



そんなわけで、今年中に新しいメニューもいろいろと考え中です。

よりたくさんの方に、アロマテラピーの魅力が広がっていきますように…

と、願いながら…★






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