ブレンドのコツについて^^
一番大切なのが、精油の揮発性を考えること。
そのうえで、それぞれの精油の特性を知っておくことが大切です。
香りの組み合わせは自由なので、これとこれを合わせてはいけない…という制限はありませんが、香りの重さを考えずに、やみくもに混ぜてしまうと、数種類ブレンドする分には問題ありませんが、5種類以上ブレンドするにはだんだんバランスが悪くなってきます。
よかったら、ご自身でブレンドする際は、下記を参考にしてみてくださいね!
・トップノート(T):ブレンドする際の割合の目安は20~50%ほど
→揮発の一番速い香り。
匂いを嗅いだ際、一番はじめの印象となる香りでもある。持続時間が短い。
例:スイートオレンジ、レモンなどのかんきつ系
・トップ・ミドルノート(TM):ブレンドする際の割合の目安は10~30%ほど
→トップノートの次に揮発が速い香り。比較的香りも弱めですが、一部刺激が強いものがある。また、爽快感が強いものが多いので、入れすぎるとバランスが崩れやすい。
持続時間は短めだが、爽快感があるものは残り香に苦みが出やすい。
三段階で分ける場合、トップノートやミドルノートに分類されることもある。
例:ペパーミント、ローズマリー、ユーカリラディアータ、ホーウッドなど
・ミドルノート(M):ブレンドする際の割合の目安は10~30%ほど
→トップ・ミドルノートの次に揮発が速い香り。強めの香りで、ブレンドすると中心になる香りでもある。ぱっと嗅いだときは柔らかく感じても、案外強く香るので、入れる量には注意が必要。
例:スイートマージョラム、ローレルなど
・ミドル・ベースノート(MB):ブレンドする際の割合の目安は10~20%ほど
→揮発は遅め。かなり強めの重ための香りで、少し重たさもある。
三段階で分ける場合、ミドルかベースノートに分類される。
ブレンドすると香りの中心になったり、最後まで残るような香りにあたる。
例:ローズ、ネロリ、フランキンセンスなど
・ベースノート(B):ブレンドする際の割合の目安は5~20%ほど
→揮発が遅く、重たい香り。単体で嗅ぐと、すぐには鼻まで上がってこない香りもある。
ブレンドした香りがすぐに消えないよう安定させる役目もあり、持続時間は長いものだと二日間ほど。
入れなくても問題ないが、入っていると出来上がったブレンド自体の持続性もよくなる。
例:パチュリ、シダーウッド、ベチパー、サンダルウッドなど
※精油自体の揮発の速さについては、書籍の情報や精油をご購入の際にご確認ください。
刺激の強いものは入れすぎ注意です。
精油それぞれの特徴もご確認いただき、ブレンドを行ってください。
※トップ~ベースノートまで基本的に5段階で記していますが、協会や勉強方法によっては3段階で教わる場合もあります。そのため、注釈として3段階の場合の説明も組み込みました。
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