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執筆者の写真Ayako

旅に出て気がついたこと

旅をするようになり自分で航空券やホテルの手配までするようになった。

遠くに行く面倒さも臆病さもなくなり、長距離バスも乗れるようになった。

意外と簡単だと思うこともあれば、未だに難しく感じることもある。

調べるうちに どうしてこの国とこの国は飛行機が飛んでないんだろう。 どうしてここは不便だと言われているのだろう。発展している都市なのに… ここからここに行くには予防接種の証明書が必要なのか…それはどうしてだろう。

…そんな、あらゆる質問が湧いては調べざるをえなくなった。

旅をするたびに慣れていくはずが新しいことにもぶつかり始める… アメリカとキューバは国交断裂しているからメキシコかカナダからしか入国できないのか… そんな風に思っていたのもつかの間、たまたまその翌年にはオバマ元大統領が国交を復活させ今ではアメリカから入国できるようになったらしい。

チリに行ったときは思いもよらぬことを知った。

簡単に行き来しているように見えたボリビアと未だ国交は断裂したままだと言うのだ。そして改めて思い起こすと地球の裏側の歴史を全然知らない自分に気づいた。 そしてそれは調べてもそんなに出てこない。ようするに日本人が普通に生活している範囲ではそれほど興味が及ばない地域であることを知った。

日本では当たり前にある電車。もちろんない国なんてたくさんある。

じゃあタクシーに乗るしかない? 調べるとそれですら気を付けたほうがいいらしい。

バスはあるけれど、それはもっと危ないらしい…

危ないって何が??どういう風に危ないの?? じゃあ移動手段はどうしたらいいんだ!!!!

そんな、たくさんの疑問が解決するのは結局現地に行ってから。 案外大丈夫なこともあれば、現地の人ですら気をつけたほうがいいと言う場合もある。

そして思う。 やはり行かないとわからないことのほうが圧倒的に多い。 だから実際に行って確かめたい。 ただそれだけ。

毎度思う。 どんなに街並みが日本と違っていても空の色が違っていても言葉が違っていても、

文化・習慣になじみがなくても、どこも同じ地球にあるんだと。 こうして飛行機に乗れば来ることができる。 来ることができるということはこの国と日本は繋がってるともいえるんだと。

阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震… これ以外にもたくさんの災害が日本にはあった。 その度にいろんな国が支援してくれた。 言葉をかけてくれた。 気持ちが救われた人は数えきれないほどいるだろう。

自分自身の問題にぶつかったとき、最終的に解決するのは自分かもしれない。 けれど周りにいる友人や自分が存在している環境があるからこそきっと面と向き合い、答えを得られるのだろう。

誰かと誰かが繋がってる感覚は旅に出るたび増していく感覚で 日本に住んでいるとか違う国籍だとかそういう感覚はもはや全くなくなっていく。

人は肩書をつけようと思えばいくらだってつけられる。 日本人、会社員、姉、女性、バックパッカー…

けれど一人の人間としてこの地球に生きていることは誰もが同じことだ。 環境や生きている場所、人種…そのどれもが全て違ってもそれだけは変わらない。

世界を身近に感じることはいろんな国の人を身近に感じることにもつながった。 そういう感覚を旅をせずとも得られる人がいるなら、なんて幸せで豊かな人だろう思う。

けれどそういう感覚がまだわからない人には伝えたい。

いつだってこの地球に生まれた以上わたしたちは繋がっているし一人ではなく環境に生かされているんだと。どんなに孤独を感じてももしも友達がいなくても本当の意味では一人ではないんだと。

令和になり新しい時代がはじまった。 生きている以上悲しいことも嬉しいことも半分ずつなんて表現される。 みんなで分け合って支え合って。 今後の日本がそんな未来でありますように。 何かあったらお返しするのではなく、日々そんな気持ちを持てるように。 自戒も込めて、ここで伝えたい。

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