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執筆者の写真Ayako

道の駅 摩周温泉


この辺りに来ると、必ず寄るのが「道の駅 摩周温泉」。 その目的は「くりーむ童話」という名のアイスクリーム屋さん。 ここのアイスクリームは今まで食べたどんなアイスよりも美味しいと思っている。

毎度なかなか来られないと思い、ダブルを二回頼む。要するに、四つの味を堪能するのだ。本店は近くにあるらしいが未だに行ったことがない。どうせなら行ったらいいだろうし、これだけ好きなら宅配サービスを利用すればいいのだが、ここ、道の駅で食べるというのがいつからかわたしの習慣になり、それが道東に来る楽しみにもなっている。

色々迷いながらも今回はトリプルを注文した。選んだフレーバーは多分くるみとラズベリーとラムレーズン。多分と書いたのは情けないことにメモをなくしたうえ、記憶がない。美味しかったのは間違いないのだが、だいたい毎度こんな具合だ。


外に出てベンチを探していると、気になったのは「なんだろう橋」と書かれた看板。 「あっちの方角にあるのかな。」 今まで何度も来たわりに目に入らなかったのが不思議だ。いつからあったのだろう。


ふと、その右隣にある足湯に目がいく。 今までタイツを履いていたり、ピタッとしたズボンを履いていたり、やっと入れると思い意気込んだときには工事をしていたりと一度も入れていない足湯。 「今回は入れる!!」 また一つ、やりたかったことができた気がした。



誰もいないが、なんとなく端っこに座り、足をつける。意外と熱くてびっくりする。5分ほどの予定が結局20分ほどぼ〜っとしていた。あんなに気持ちがいいのに、どうして誰も浸かりに来ないんだろう。

目の前のお店がふと目に入る。 「つじや商店・つじや食堂」 いつの間にできたんだろう? とても気になり行ってみると、この場所で18年ほどやっているらしい。今まで一度も気づかなかったのが不思議でならなかった。


来るたびに好きになる「道の駅 摩周温泉」。 何度も来ているこの場所で今まで気づかなかったことが二つもあった。 こんなとき、人の目にうつる世界はどれだけ限られているのだろうと思い知る。 未だに気がついていないこともきっとたくさんあるだろう。 それを知るために、そしてやっぱりここの大好きなアイスクリームを食べるために飽きることなく来続けるだろう。



次に来るときは「なんだろう橋」も探しに行こうかな。


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