書ききれないほどたくさんの魅力が詰まったイースター島。 アナケナビーチは、いわゆるリゾート的なビーチかと思えば、近くにはやはりモアイがあり、どこへ行ってもイースター島だと実感した。
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ハンガロア村から歩いていけるタハイ儀式村にもモアイが立っているので、毎日見ていると次第にモアイが当たり前の存在になったほどだ。
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そしてイースター島内にはわたしがとても気に入り、二度も行ったレストランがある。初めて行ったときはガーリックの香ばしいシュリンプがたくさん入ったスープに白いごはんを注文した。南米で食べたお米は日本とは違い、ベタっと湿り気が多いものが多かったが、ここではこのスープと一緒に食べるととても美味しくいただくことができた。翌日はチーズがかかった海鮮ドリアのようなものをいただき、こちらもまだまだ食べられるほど絶妙な味をしていた。
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スタッフの方もとても感じが良く、二日目に行ったときには思わず自分から話しかけてしまったほどだ。食べることが好きなわりにお気に入りのお店は少ないわたしだが、南米で唯一また行きたい大好きなレストランになった。
そんなイースター島では最高の気分を味わった傍ら、この旅一番の後悔を味わった場所でもある。それは滞在三日目に日本食を食べたことだった。南米に来てから二週間、食事が合わず困ることが多かったが、このイースター島には日本食が食べられるレストランがあった。イースター島はどこも物価が高く、長旅をするバックパッカーは自炊をすることがほとんどだ。しかも、チリ本土で食材を買い、持ち込む人が多いと言う。その情報は日本出発前から知ってはいたが、二週間あまり好みの食事ができていなかったのが想像以上にこたえていたらしく、思わずその日本食を食べてしまった。とってもおいしかったが、食べたあとあれほど後悔するとは思わなかった。というのも、この日、食欲に負けたわたしは日本食を食べたせいで夕焼けを見る機会を逃してしまったのだ。そんなこと?と思われるかもしれない。けれど、旅先では日本食を食べないと決めていたのに欲求に負けた自分と結果的に夕陽を背にしたモアイを撮れなかったわたしは最終日にかなり悔しい思いをしたからだ。今となってはそれも良い思い出で、“またいつか、そんなモアイの写真を撮りに訪れたい。”と思ってはいるが、あんなに晴れが続いたイースター島で夕暮れ時だけ曇り空が多かったのは予想ができなかった。そんな貴重な時間を食事にかけてしまった自分が情けなくなり、それ以後はずっと日本っぽい食事はとらずに過ごした。
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時は金なりとも言うし、チャンスの神様は前髪しかないと言うが、食事を通してまさかこんな言葉を思い出すとは夢にも思わなかった。けれどこの言葉の重みをあらためて実感した時間だった。 やりたいことがあれば、それを第一優先に行動に移さないと。 もしいつかまたイースター島に行けたら、次は必ず夕陽を背にしたモアイの写真を撮ろうと誓った。 またいつかここに来れますようにと願って。
See you,again,Rapa Nui!!