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執筆者の写真Ayako

鏡張りの世界


HODAKAのツアーでは、ガイドの方が慣れた手つきで写真を撮ってくれる。ガイドのジョンさんは全然喋らないので心配になったが、写真を取り出すとその本気っぷりにびっくりした。

トリック写真を撮っているうちに、みんなとも自然に仲良くなった。

360度の真っ白な世界。

地平線がすべて塩だなんて未だに信じられなかった。

遮るものが何もない塩湖では、日差しがとても強く感じる。真っ白な塩湖は光の反射が強く、サングラスをかけないと全然見えないことは前途したが、上から浴びる太陽の光も日常とは全然違い、鼻はすっかり真っ赤になってしまった。気温もどんどん上昇し、暑いくらいだった。




インカワシ島へ寄り、その後、鏡張りの景色が見える場所に向かうことになった。

サボテンがたくさん生えているこの島は全然周る時間がなかったけれど、砂漠の中のオアシスのようなそんな印象を受けた。塩湖の中は遠くに見える山か、晴れている日は太陽の位置だけで現在地を判断するしかなさそうだった。そんな中、インカワシ島は岩のごつごつしたところにサボテンが立ち並び、塩湖の中でも特別な個性を放っていた。






鏡張りの景色を見るには、水たまりが深くても浅くてもダメだと言う。ちょうどよい水たまりでないとキレイな鏡張り風が吹くと小さな波がたち、うつった影も写真にはきれいに映らない。あれだけ多くの、色んな方の写真を見てきたけれど、条件のいい状態なんて本当に少ないのだと感じた。






自分の周りにあるものすべてが塩湖に反射し、映っている世界。いつも見ている空も雲もすべてが芸術的な絵を生み出していた。

日が落ちると同時に、塩湖も空もすべての色が変化する。同じ色なんてきっと一瞬でもないのだと思った。






一回目のツアーでは、ひたすらウユニ塩湖に来たことを楽しみ、夢中で写真を撮る時間を過ごした。

帰ったのは夜の8時頃。出発してから9時間半が経過していた。

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